新しい職場への転職が決まったら、退職日までに行わなければならないことがいくつかあります。
患者さんや今までお世話になった職場の人たちに迷惑をかけないためにも、引き継ぎは大切な仕事ですよね。
しかし、引き継ぎが失敗してしまい、新しい転職先に変わった後で前職のスタッフから連絡が入るなどということもあります。では、この引き継ぎが失敗してしまう原因とは何でしょうか。
まず引き継ぎの失敗原因として考えられるのは、スケジュールを立てていないことです。
引き継ぎは、普段の業務をしながら後任者に引き継がなくてはいけません。また、引き継ぎは退職日の3日〜5日までには終わらせておくのが一般的です。
その理由は、退職日の前は、ロッカーの整理や、お世話になった人への挨拶などもあり多忙のため、引き継ぎは余裕を持たせることが重要だからです。
また、余裕を持たせることで、後任者が何か質問したいときには、退職日までに直ぐ聞くことができます。
基本的には看護師長などから後任者への引き継ぎ指示が出されますが、ない場合も想定しておきましょう。そのため、誰が見てもわかるような引き継ぎノートを作成しておくことが大切です。
指示がなくても率先してノートを作成しておくのが無難でしょう。
ほかの失敗原因として考えられるのは、説明不足です。自分自身ではわかっている当たり前のことであっても、説明を簡素化してしまうと失敗のもとです。こんなことまで?と思うような内容も細かく書いておくと、口頭で説明するなどの手間を省くことができます。新人看護師に説明するつもりで、丁寧に作成しましょう。
この細やかな気配りにより、後任者へスムーズな引き継ぎを成功させることができます。